この1年日本中をやきもきさせた新元号が令和に決まりました。
マスコミはもちろん、ネットの世界も大騒ぎ。
途中でみるのやめましたが、NHKなどは有識者懇談会の会議室に全員入ったとまで速報していましたからね。
そこまでリアルタイムに報道する必要はないだろ、という気がしましたが。
ポチっと応援していただけると嬉しいです!
今年の初めに 平成最後の年 新元号を予想してみました で元号を予想したのですが、ら行はばっさり切ってしまい、大外れでした。
下馬評では「安」の字が使われるというのがもっぱらでしたが、いくら厚顔の安倍首相でも「安」は入れませんでしたね。
おりしも新元号が発表されたのは改正入管法が施行された当日。
外国人が元号を使うのはあまりないでしょうが、役所に提出する資料はこれまで通り元号を使った年数表示がまだ多いです。
銀行なんかもそうですね。
外国人だけ西暦を使うかもしれませんが、システムが対応できるかはわかりませんので、おそらく元号のみ可のままでしょう。
日本に来て早々、いきなり嫌になってしまわないか心配です。
さて、令和のイニシャルはRになるようです。
M・T・S・H ときて次はR。
個人的にはなんか収まりがよくないんですよね。
どこがと言われても困りますが、IとかKなら何か順番が来たなあ、という感じがするもので。
生年月日を記入する時など、元号のイニシャルに○をつけることが多いですから、外国人も元号がなにかくらいは知っておかなければなりません。
まあ、西暦もイエス・キリストの元号とみればわからなくもないでしょうが。
さて日本はなぜ元号を使うか、もし聞かれたら答えられますか?
正面きって外国人から聞かれたことはないですが、日本語教師としては準備しておかなければならない答えです。
簡単に言うと、漢字といっしょに中国からはいってきた時間の尺度の考え方を採用したからになります。
中国の歴代王朝が統治の象徴として元号を使用したのですが、天皇を頂点とする中央集権国家を目指した日本にも使い勝手がよかったのですね。
以後、天皇と元号は切っても切れない関係になります。
日本という国が天皇制を廃止でもしない限り、元号はこのまま使い続けることになります。
日本人が自発的に天皇制をなくすことは考えられませんが、皇族の人数が減り続けている現状からすると、将来は維持できなくなるかもしれません。
その時は元号以前に日本の国家の体制の危機ですけどね。
スポンサーリンク