おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

路上で名刺交換を行う新人研修 昭和でもやっていませんでしたね

テレ朝系で放送されている「羽鳥慎一モーニングショー」の人気コメンテーター、玉川徹氏が新人研修についてコメントした内容が記事になっていました。
路上で見ず知らずの人と名刺交換するという研修のようです。

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番組みていないのでどんな研修だったのかわかりませんが、記事中の内容からすると、あまり愉快な内容ではなかったのは間違いありません。
昭和のころ、地獄の研修とかで駅前で大声で自分の目標とかを言わされるようなのはありましたが。
 
私も新卒でIT企業(当時はそんな言い方ありませんでしたが)に技術職で入社した時、営業研修に行かされたことがあります。
当時世の中に出回り始めたワープロを、中小企業が集まっている地域で飛び込み営業するというものです。
といっても、いきなり売れるはずもありませんから、どれだけ名刺を獲得するかを競う研修でした。
期間は1週間。
 
営業4名、技術3名という同期入社の7人で参加しましたが、私は営業ではないのでもちろんやる気などあるはずもありません。
初日に何社か回って全く相手にされず、さらにやる気がなくなる悪循環。当然名刺獲得はゼロで、成績は最下位です。
となると、ペナルティというか愛のムチというか、ある日講師が一緒についてきました。
手本を見せてくれたのですが、さすがでしたね、訪問した会社ですべて名刺を獲得しました。
 
この講師は営業の手法のプロではあっても、ワープロの知識はプロではありません。
それでも、なぜ訪問先の人は名刺を渡すのだろうかと考えてみました。
なんとなくですが、名刺獲得という目的に徹したからだと思いました。
 
営業ですから、お客様の役に立つものを説明して興味を持ってもらうのだとその時は思っていました。
講師のやり方は忙しそうな人をターゲットにして、まずは営業トーク
忙しいからという言葉を引き出したらすぐに名刺を渡して退散するというもの。
その時に名刺をもらえばすぐ帰るというような言動を示せば、大体名刺くれましたね。
いまほど個人情報に神経をとがらせていなかったから通用した方法かもしれません。
 
まあ、新人営業マンに営業の度胸をつけさせるということであれば意味があった研修だったでしょう。
飛び込み営業は営業の手法の一つですからね。
その後も営業をやることのなかった私には、役にたったかというと正直ありませんでしたが。
 
で、今回の路上での名刺交換研修がどんな意味があるかは、ちょっとわかりません。
私なら見ず知らずの人間から名刺交換を求められても絶対に応じません。
世の中の常識も同じだと思います。
研修参加者に何を求めているのかわからない研修です。
 
研修は仕事に役に立つから参加し、参加させるものでしょう。
玉川氏の言う「嫌なことでも耐えてやる」気持ちを培うのが目的であれば、ちょっと違うでしょう。
どんなにきつくても必要なことであればまだ我慢できるでしょうが、意味のないことをやらされるのは苦痛でしかありません。
 
わざわざTV番組で取り上げるくらいですから、特殊な研修なのかもしれません。
ただ、同様の研修が幅を利かせているのであれば、日本の将来が心配になってきますね。
 
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