以前会社勤めをしていた時によく行った居酒屋がありました。
生きのいい魚を出す店で、人気のお店でした。
ただ、味を追及するあまり時々食中毒を起こして、何年かに1回処分を受けていました。
会社を辞めてから行っていませんが、まだあるのかな。
ところで、食中毒を起こした場合の手順はしっかり決まっているようです。
この辺は、飲食店は当然知っていることでしょう。
読んで思ったのですが、食中毒をコロナのクラスターに置き換えるとそのまま使えそう。
違いは、食中毒はすぐにわかりますが、クラスターは何日か後になること。
でも、店に与えるダメージは同じです。
店にとって食中毒もクラスターも、起こしたら致命的なダメージがあることはわかっているはず。
まじめに営業している店なら、感染予防のガイドラインは守っているでしょう。
だったら、行政の扱いも食中毒と同じにして、クラスターが発生したら調査に入って処分を行うことで十分な気がします。
それなのに、国は第三者認証制度をつくるとか言い出しています。
日本の飲食店はいくつあるかわかってるんでしょうかね。
認証を申し込んで数日後には結果がわかるならともかく、おそらく数か月はかかるはず。
官房長官のコメントをそのまま読むと、それまで酒類の提供はできません。
もしかすると、その頃はコロナが収まっているかもしれないのに。
東京は東京で、コロナリーダーの登録と研修が必要だそうです。
店には必ず食品衛生責任者がいるのに、なんでまた別の担当者が必要なのかわかりません。
感染対策も食品衛生に含まれていると思うのですが。
研修が必要なのはわかりますが、食品衛生責任者が受けるようにすれば済むはずです。
結局行政は「自分たちが管理してるんだよ」ということを見せたいだけとしか考えられません。
感染者が出て一番困るのは店自身。
多くの店は真面目に対策をとっています。
つまらない認証制度を作るよりも、怪しそうな店を集中的に抜き打ち検査する方がよほど効果があると思いますが。