聞き流すだけで英語がペラペラになる(だったかな)という宣伝文句で有名だったスピードラーニングが販売終了していたようです。
宣伝のうまさもあって、そこそこ売れていたはずですが。
ただ、「英語教材これがおすすめ!」といった雑誌企画では、だいたい使えない教材としてとりあげられることが多かったですから、売上が下降線をたどったのかもしれません。
スピードラーニングは買ったことはないので確かではありませんが、英語→日本語→英語で収録されていて聞いているうちに英語が頭に定着していく、というような感じだったかな。
まあ、外国人に日本語を教えている立場からしたら、これだけで英語が話せるとは思えません。
外国語を習得するには、大量のインプットとアウトプットが必要です。
英文のインプットとしてはいいと思いますが、アウトプットとペアでないと。
私も身をもって経験していますが、日本人の弱点は発音。
単語の意味を聞かれた時に英語で返すときがありますが、説明はあっているのに発音が悪いせいで半分くらいは通じません。
しょうがないので、電子辞書で示しますが。
日本語の母音は5個しかありませんが、英語では17個とも26個とも。
これだけでも大変さがわかります。
いくら英文が頭に浮かんでも、それを音にした時に相手に伝わらないと意味がありません。
だからインプットと同様に、相手に通じるアウトプットも大事。
スピードラーニングは、その部分を省いちゃったのが致命的だったのかなあ。