今さら何を言っているんだろうという記事をみかけました。
会社は幻想だから頼りきるな、らしいです。
終身雇用がまだまだ普通だった1980年代ならまだしも、今どき会社がなんでもしてくれると思っている人がいるんでしょうか。
この記事は「定年後の居場所」というサブタイトルがついているので、50歳代の人を対象にしているのでしょう。
となると、バブル期入社の人を読者に想定しているはず。
バブル期の就職活動は、ありえない程の売り手市場。
内定者をまとめて囲い込んで、海外旅行に連れて行くなどして他社の面接を受けさせないようなことまでやっていた会社もありましたね。
そんな扱いを受けたら、「この会社に入ってやるか」みたいな気分になるのもしょうがないかな。
その後の人生がどうなったかわかりませんが。
私はバブルを迎えたころはもう働いていました。
当時の学生さんをうらやましくは思いましたが、将来自分が反対の立場になることをわかっているのかな、とも思いましたね。
実際はそんな時代は二度と来なかったわけですが。
そんな彼らがいまだにバブル期の思いを引きずっているとは思わないけど、こんな記事が書かれたということはまだまだそんな人は多いのかもしれない。
就職するのに苦労してきた若い人からすると、理解不能な存在だろうな。
必要とされない存在として会社にしがみつくより、人手不足の業界に転じた方が道は開けると思いますけどね。