どんなに嘆き悲しんでも亡くなった人が生き返ることはありません。
遺族が悲しみにくれるのは当然ですが、国のトップがうろたえるのはいかがなものか。
安倍さんが亡くなった直後の記者会見で、岸田首相は涙こそ見せなかったものの鼻をすすり上げてショックを受けているさまがみてとれました。
人として哀悼の意を表すのは当たり前ですが、与党の最大実力者が突然いなくなったことの対応をしっかりとらないと国がどうにかなってしまいます。
特に、経済政策は岸田さんと安倍さんは180度違ったはず。
岸田さんの政策を安倍さんが止めていた面もあるわけで、その重しがなくなるとどうなることやら。
安倍派は最大派閥だけれど政治信条が一枚岩のわけがなく、安倍さんの下ということで安倍派に入っていた人も少なくないはず。
今後誰が安倍派の領袖になっても、不満がくすぶるでしょう。
たぶんいくつかに分裂するんじゃないかな。
そうなるとみんな好き勝手に言いたい放題になって、岸田さんに抑えられるかな。
最近の選挙結果では有権者は安定を求めているのだから、岸田さんも自分の地位を安定させる義務があります。
今のうちに、安倍派に手を突っ込んで何人か自分の配下にするくらいの技を使えばいいのに。
現役の総理総裁はなんだかんだで権力をもっているのだから、目の前にエサをぶら下げれば必ず寝返る人間はでてきます。
少しくらいあくどいことをやってでも岸田派を最大派閥にするくらいじゃないと、これからの世界情勢に向き合えるかははなはだ疑問。
「鎌倉殿の13人」でも見て、権力闘争のすさまじさを参考にすればいいのに。
おっと、今日は放送お休みでしたね。