ラグビーファンにとってはうれしいニュースが飛び込んできました。
ニュージーランド代表オールブラックスと日本代表が定期的に対戦する覚書が両国の協会で締結されたそうです。
ラグビー日本代表とオールブラックスの定期戦実現へ 両国協会が覚書締結― スポニチ Sponichi Annex スポーツ
日本代表が最近力をつけているので、十分試合になるとニュージーランド側でも判断した結果でしょうから、素晴らしいこと。
ただ、定期戦といっても日本国内での話。
ホームアンドアウェーのように両国間で行われるわけではないことに、双方の思惑が透けて見えます。
オールブラックスの選手になるには、基本的にニュージーランド国内のチームに所属している選手のみが対象になります。
悲しいかな、経済的に大国とは言えないニュージーランドのチームはそれほど高額な年俸は払えません。
そこで、協会が日本との定期戦で得る収入を皮算用にしたのでしょう。
ニュージーランド国内では日本相手の試合では1万人がせいぜいでしょうから。
日本側としても、オールブラックスブランドは格別。
バカでかい新国立でも満員御礼は確実。
それなりのギャラを払っても十分おつりが来ます。
なによりチーム力の強化につながります。
かようにしてWinWinの関係が成立したのでしょう。
一方で、世界一の人気チームのオールブラックスはただでさえ過密日程。
日本相手に本気のチーム編成で来るとはちょっと考えづらい。
おそらくヨーロッパ遠征に行く途中に立ち寄り、当落線上の選手選考の場になるのではないかな。
いわゆる行き掛けの駄賃。
24年から始まるらしいので、日本代表は初戦で50対10くらいで圧勝してほしい。
そうすれば次年度は本気になるでしょう。
いつまでも金づるではちょっと悲しいですからね。
