ロシア人女性が日本国籍を取得を希望しているという記事を読みました。
ロシアの人たちがどれだけ危機感をもっているかは想像するしかありませんが、特に若い男性はいつ徴兵されるかもわからないので、それだけ深刻なのでしょう。
日本語を勉強している人は多いですが、帰化まで考えている人はあまりいません。
これまで数え切れないくらいの外国人に日本語を教えてきましたが、帰化した人は一人だけ。
国籍を捨てるというのはかなり大きな決断です。
一方で多いのは永住権の取得。
外国で生まれて留学や就業で日本に来た人が永住権をとるならポイントを重ねるのが一般的。
https://www.moj.go.jp/isa/content/930001657.pdf
日本語レッスンで日本語能力試験でN2を取得するのを目標としている人は少なくありませんが、その理由の一つがこれ。
N2で10点、N1で15点加算されます。
70点とる必要があるので、これは大きい。
N2くらいなら、日本で生活していたら真面目に勉強すればとるのは難しくないですからね。
まあ、でも一番大きいのは年収の縛り。
しかも年齢によります。
40歳以上の人なら、800万以上ないと事実上無理。
たしかに永住権を取った人は、比較的若いITの仕事をしている人が多い印象。
要は、これから日本にたくさん税金を払い続けてくれる人じゃないと歓迎しませんということかな。
日本でビジネスを始めてそこそこ成功した人がN2に合格したので、永住権がとれそうだと喜んでいた人がいます。
なるほど、このポイント計算表からすると年収3000万円以上なのだな。
あまりお金もちという外見ではないのだけれど、メリハリがしっかりしているのかな。
少しは見習わないと。