おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

墓じまいで悩んでいるひとが多いみたいだけど

お墓参りに行ったら、同じ墓地で納骨をやっていました。
新しいお墓ではないので、家のお墓に納骨されたのでしょう。
結構な人数で見守っていたので、お墓の心配はしなくてもよさそうな感じでした。

 

でも現在では少数派のようで、多くの人は墓じまいに悩んでいます。
モーニングショーでも何回か特集していました。
これは勉強になりました。

 

 

 

https://twitter.com/morningshow_tv/status/1707618346387345516

 

そもそも仏教は悟りを開いて輪廻から解脱するのが目的。
ただ、次に悟りを開くのは弥勒菩薩と決まっていて、それは56億7千万年後。
現代日本に生を受けて寿命を迎えたとしても、まだまだ輪廻の真っ最中。

すぐかどうかはわかりませんが、やがて何者かに生まれ変わります。
火葬されたのは仮の姿の肉体にすぎないわけで、ありがたがる必要などありません。
ということは、お墓はあまり意味がないことになります。


なのに、なぜお墓が大事にされているかというと、日本は儒教と結びついたため、先祖を大事にする考えが日本の仏教にも広まったからそうです。
その先祖とのつながりがお墓ということになります。
先の納骨にはお坊さんも来ていましたが、これは日本独自のものということのようです。


さらに日本で火葬が主流になったのは江戸時代の最後の方。
まだ150年程度の歴史だそうです。
先祖代々といっても、何十代も遡るわけではないのですね。


こうしてみると墓じまいに悩む必要は、実はないことになります。
少なくとも上の2つは大した問題ではありません。
カノッサの屈辱じゃあるまいし、別にお寺から縁を切られても困ることはないんです。

 

敬虔な仏教徒であればお墓をどうこうするより、もう転生しているかもしれない肉親が徳を積むことを祈る方が正しい姿のように思います。