IT業界以外の人はもちろん、IT業界でもWebやスマホのシステムを開発している今どきの人にはほとんど興味がないだろう記事が日経に掲載されていました。
富士通が大型コンピュータ(メインフレーム)のシステムをクラウドで動かせるようにするサービスを始めるというもの。
日経の記事は有料なので、無料記事としてはこちら。
文字通りの前世紀の遺物なのだけど、過去何十年も安定して動いていたシステムを変更するのは想像以上に大変。
どんどん先送りになってしまったのが、この2025年の崖と呼ばれているもの。
メインフレームのシステムをUNIXやWindowsで動かすというのは私が現役だった10年以上前からあったはず。
それなのに、今になって大々的に発表とはこれまでのは使い物にならなかったのかな。
安定性が何よりも大事だから単に動くだけではダメで、同じレベルの耐障害性などを備える必要があります。
これが実用化されたんでしょうね、
メインフレームではCOBOLという言語で作られていることが多いです。
ところが、COBOLはもう情報処理技術者試験でも外れていて、今の50歳くらいまでの人しかわかりません。
日経の記事ではCOBOLエンジニアは定年後も働ける勤務体系にしているとのこと。
ちなみに日本語レッスンでヨーロッパのITエンジニアに聞いてみたら日本と同じとのこと。
特に銀行はまだまだメインフレームは現役で、COBOLエンジニアは引く手あまただそうです。
定年後で家族に邪険にされている元エンジニアの人は一発逆転、ヨーロッパに渡るのもよろしいかと。