ラグビー日本代表のヘッドコーチにエディージョーンズ氏が就任して1か月ちょっと。
この間リーグワンの試合はもちろん大学選手権や、はては花園の高校生の大会まで視察するなど神出鬼没。
日本代表候補の短期合宿も早速行い、評判は上々です。
ただ、昨年末に就任が決まった時は、選考の不透明さから出来レースと非難の声も多く上がっていました。
1か月後にはもうこんな声は聞こえなくなりました。
やっぱり就任直後の動きが、誰の目から見てもハードワークをしているのがわかるから。
また、日本のラグビーのレベルアップに貢献したいとの気持ちがくみ取れるから。
批判が強かった分、その反作用で称賛を集めています。
今年の代表戦で夢も希望もないような戦いぶりで全敗するようならともかく、2027年まではまずは安泰でしょう。
これ、多くの人にも教訓になりそう。
不祥事や失敗したとき、いかに初動が大事かということ。
もし、エディーHCが代表活動が本格化する5月くらいまで何もしなければ、どんどん批判の声はおおきくなっていたでしょう。
不祥事を起こした時は、力を出し惜しみせずに、とにかく全力でてきることをすること。
そうすれば短い間に信頼を取り戻せる可能性があるのがわかります。
それができない人がそれなりの立場にいると困ったことになります。
後から後からどんどん不都合な事実が出てきて追い込まれていくという何度も見た景色。
初回の報道時にへんな逃げ口上なんかしないで、期限を切って徹底的に調べて事実を包みかくさず公表する。
これ以外に助かる道はないのですが。
成功例からも失敗例からも学べないとはねえ。
