新しいシステムを導入するときは当然混乱するものだけれど、システム担当は混乱の原因を潰していって少しでも混乱をなくしていくもの。
でもその努力がまったくみえないのがマイナ保険証。
以前から指摘されていたトラブルが全然解決していないよう。
そもそも任意のマイナンバーカードに無理やり保険証機能をつけるところに無理があるのだけれど、それならそれで別に対応をしなければならない。
でもその動きがぜんぜん見えませんねえ。
たとえば、記事にあった名前の部分に黒丸が表示されるという事象。
人名漢字がシステム標準の文字コードに対応していないのが原因。
そこでその文字に該当するコードを特別に作成しなければいけないのだけれど、それが保険証のシステムで作られていないのでしょう。
ただ、マイナンバーカードには表示されているのだから、そのコードを保険証のシステムに連動すれば済む話。
それをやらないのは、一元的に紐づけができないからでしょう。
人名漢字のコードが管理している組織によって違うのでしょうね。
対応するには変換テーブルを作るしかありません。
黒丸のデータはわかるのだから、どのくらいの時間で作れるかわかるはず。
その目途を公表するだけでも世の中の空気はずいぶん違うと思うけど。
実際にはこんな単純ではないかもしれないけど、現時点の主な問題点を公表してその対応の目途は告知する必要はあると思う。
本当にどうしてこれをやらないのだろう。
不信感が強まるだけなのに。