ちょっと前の話になるけど大関大の里が夏場所で優勝、横綱昇進を決めました。
千秋楽こそ豊昇龍に一瞬のスキをつかれましたが、すべての取り組みで相手を圧倒するまさに横綱相撲。
かちあげや張り差しといった邪道に逃げることなく堂々と受け止める相撲をこれからとってくれることでしょう。
そろそろ参院選ですが、こちらの方は横綱相撲とは言えないようで。
人気取りの野党は実現性の乏しい消費税減税を言っていますが、与党は与党で2万円の給付金のバラマキ。
「選挙で掲げる目玉がない」と突き上げられたからなんとなくひねり出したんでしょうね。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025041601073&g=pol
政権与党なんだから、これまでの政策とその実績をアピールすれば済む話し。
有権者がそれに満足していれば自然と勝てるはずです。
それなのに選挙の目玉がほしいとは、自分たちが政策遂行する実力がない無能だと言っているようなもの。
消費税減税については、自民の森山幹事長が唯一まともなことを言っていると思っていたのですが、とんだ買い被り。
2万円の給付金の根拠として「食費にかかる1年間の消費税負担額だ」とのこと。
この数字正しいのかな。
1年間で消費税2万円ということは、1年間の食費は2万円を8%で割った25万円。
月当たりだと2万1千円弱になります。
もし外食なら10%なので20万円。
こちらの月額はさらに減って1万7千円弱。
特定の家庭ならありうるでしょうけど、全国平均で1日千円も使わないっていうのはちょっとありえない。
ちなみに総務省が発表した2025年4月の消費動向。
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf
2人以上の世帯の食費が9万円弱。
一世帯3人としても一人当たり3万円になります。
もし2人なら4万5千円。
全然違います。
2万円給付の根拠としての方便だとしてもひどすぎる。
森山さんは発言の根拠を示してくれないととても信用できません。
横綱相撲どころか序の口レベル。
困ったもんです。