おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

社会人で大切なことはTDLのアルバイトで学んだ

東京ディズニーランドがオープンしたのは1983年。私が大学3年の時です。
早いものでもう36年も経ってしまいました。
この1年目に私はアルバイトをしました。といっても、8月の1か月間だけですが。

 

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別にディズニーランドにあこがれていたわけではなく、バイトできたのがここだけだったという話。
普通は1か月だけだとダメだと思うのですが、まだオープン1年目で初めての夏休み。
働き手はいくらでもほしかったのではないでしょうか。

当時は京葉線はなく、地下鉄東西線浦安駅からバスしか交通機関がありませんでした。
今はホテルが立ち並んでいるところは更地状態。
たしか、そこで映画の家族ゲームのロケが行われたと記憶しています。
運営会社のオリエンタルランドの建物もプレハブで、なにもかもこれからという感じでしたね。

もうよく知られていますが、ディズニーランドはテーマパーク。ランド全体でショーを構成していて、そこで働いている人はそのショーを演ずるキャストという位置づけです。
これはお客様であるゲストと接する仕事だけではなく、裏方も含めてです。
私は1か月だけとあって、すぐにできる食器洗いの仕事になりました。
そんな仕事の私も、もちろんキャストです。

ここからが肝心なのですが、ショーを演じるからにはそのショーがなんたるかをすべてのキャストが理解できていなければなりません。
わずか1か月の期間で、かつそれほど複雑なテクニックを必要としない仕事のキャストであっても例外ではありません。
で、何をするかというと全部で25日しか働かないのに、そのうち2日間研修を受講しなければならないのです。もちろんお金は支給されます。
研修といってもビデオを1日中みるだけ。
でもここでディズニーの精神や、ディズニーランドのあり方などを叩きこまれます。
これらを理解できていないものは、ディズニーランドというショーに立つ資格はないのです。

この考えは本当に驚きましたね。
せいぜい後楽園ゆうえんちに毛が生えた程度とおもっていましたから。
1か月も働かない人間に2日間の研修を受けさせる。
人件費でいうと大赤字のはずですが、それよりもショー全体の品質を保つことの方が優先なんですよね。
小手先の経費削減よりも、顧客満足をあげることのほうが大事である。
東京ディズニーランドに関するいろんな雑誌の記事や本をみると、この考えはまだ生き続けているようです。

この約20年後、私は会社で品質管理の業務に携わることになりますが、現場の人と衝突することもままありました。何を優先するか決める時、ディズニーランド精神にどれだけ助けられたことか。
たとえわずかな期間のアルバイトでも、その後の人生に大きく影響する経験をする可能性も少なくないのです。

 

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