日本で働いているイギリス人は結構多くて、その人たちに日本語を教える時にブレグジットについて話をするのは以前 イギリスのEU離脱 在日イギリス人も困り顔 で書いたとおりです。
ブレグジットはまだグダグダな状態で結論がでておらず、さすがに話をするのも飽きたので最近はこの話をしていません。
ところが、恰好のネタが飛び込んできました。
シメシメです。
なんと、あのユリ・ゲラーが超能力でブレグジットを止めるらしいです。
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記事によるとThe Guardian紙まで報道しているようです。タブロイドのThe Sun紙のような新聞ならわかるのですが。
エイプリルフールにはまだ日にちがあるし、ガーディアン紙のサイトをみるとUK politics の中に記事があるので、結構本気の報道のようです。
ユリ・ゲラーには世界経済のためにもぜひやってほしいところですが、さすがに無理でしょう。
私としては、この記事をネタにユリ・ゲラーのことと私の子供の頃の話ができますので、ありがたい限りですが。
さて、われわれの年代でユリ・ゲラーはノストラダムスとともに忘れられない名前です。
たしか日本テレビの木曜スペシャルで、念力で日本中のスプーンを曲げると宣言。
当時の子供は、親に怒られながらもスプーンを手にして、TVの前で今か今かと曲がるのを楽しみにしていたものです。
もちろん曲がるはずもありませんが、翌日曲がったスプーンを持ってきたやつがいて、みんなから胡散臭い目で見られていました。私のことじゃないですよ。
番組内でも電話を受け付けていて、何十人もいる電話受付の人がひっきりなしに電話を受けていました。
「食べてたらスプーンが曲がって困った」とか「こわれてた時計が動き始めた」とか。
ヤラセというかサクラというか、今なら絶対ディレクターが馘になる内容です。
ただ、子供心にこれは絶対うそだろと思っていました。
超能力は信じていたのですが、なぜか視聴者の電話は信じることができませんでした。
妬みだったのかな。
その後、ユリ・ゲラーの超能力はずべてマジックで説明できるものとして、いつしかユリ・ゲラーは日本のTVに出ることはなくなりました。
が、この時のオカルトブームが後のオウム真理教事件の遠因になるのですが、当時は誰も思いもしませんでしたね。
さてさて、現在日本ではほとんど詐欺師扱いされているユリ・ゲラー。
本当にイギリスがEU離脱をやめたら、スプーン曲げどころではない大超能力者となります。
ま、それはないと思いますが。
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