おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

「責任がある」「責任をとる」

日本語を教えている外国人から、「責任がある」「責任をとる」違いは何かと聞かれました。
即答はできなかったのですが、辞書によると責任についてはこんな記述があります。
 
1 立場上当然負わなければならない任務や義務。「引率者としての責任がある」「責任を果たす」
2 自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。「事故の責任をとる」「責任転嫁」
 

 

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わかったような、わからないような説明です。
特に「責任をとる」というのはそれぞれの事実や立場によりますから、例えば単に辞めればいいというものではないですからね。
 
「責任がある」のは、立場や自分のとった行動の結果に対して必然的に付いてくるもの。
「責任をとる」のは、起こした・起きたことに対してとるべき行動。
といったところでしょうか。
学習者がわかってくれるかわかりませんが。
 
さて、もう何度も耳にした安倍首相の「任命責任は私にある」という言葉。
上の辞書の定義によると、当たり前のことを言っているにすぎません。
辞任した菅原さんを経産相に任命したのは安倍さんですから。
問題は、責任をとる方です。
 
これまでスキャンダルや失言で何人も大臣が辞任したのですが、そのたびに「任命責任がある」と言い続けています。
次は「責任をとる」必要があるのですが、具体的にはどうしているんでしょうか。
少なくとも辞めてはいないわけなので、他のとり方をしているのでしょうが、よくわかりません。
 
われらが安倍首相は気持ちがすぐ顔にでます。この時の会見でも困った感じが丸わかりです。
よくわからないのですが、週刊文春レベルの取材力でわかることを、どうして日本の最高権力者が把握できないのでしょうか。
自分で情けない顔をしないようにすることも一つの責任のとり方でしょうに。
 
以前、文科省事務次官だった人の風俗通いをマスコミにリークしたのは国の調査機関説がでています。
これが本当なら菅原前経産相の秘書が香典を渡したくらいすぐわかると思うのですが。
経産相は日本の経済の舵取り役。
就任早々辞任するような羽目になる人物を任命してしまうと、日本の経済は停滞してしまいます。
 
ところが、菅原さんが辞任した25日の株価は下がるところか、上昇しています。
マーケットは日本の経産相などお飾りだと言わんばかりです。
まさかこれを見越して、適当な人を選んだわけではないでしょうが。
失言はともかく、過去に怪しい言動をした人を任命しないような仕組みを作るのも責任のとり方だと思いますけどね。
 
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