コロナ禍でよく聞くようになった、この手の話。
ANAが来年度入社の採用活動を中止するようにしたそうです。
航空業界は子供の頃から憧れている人が多いですから、気の毒というしかありません。
もう一年待ったとしても、再来年の採用人数は2年分とはならないだろうから、いつもの年よりも狭き門になりそう。
ただ来年になっても状況は変わらない可能性もあるわけで、他の業界にするかのつらい決断を迫られてしまいます。
もっとも人生が変わってしまったのは航空業界だけではありませんが。
例えば、司法試験とか公務員試験とか軒並み延期になっています。
東京以外の会場は問題なさそうだけど、このまま東京の感染者が増え続けていったら東京会場だけ中止、他の会場に回されるということもあるかもしれません。
今年が最後のチャンスと思っている人も少なくないはずで、無事に試験会場にたどり着くのも一苦労かもしれません。
延期であっても、試験があるならまだチャンスはあります。
でも、中止になってしまった試験もあります。
日本語能力試験（JLPT）です。
日本語を母語としない人の日本語能力を測定する試験です。
毎年2回、7月と12月の第一日曜に実施されます。
外国人が日本の企業で働く場合、JLPTのN2かN3（上から2番目と3番目）取得を条件にされているところが多いです。
今年は本来ならこの前の日曜日、5日の予定でしたが中止です。
私は試験対策のレッスンも担当しているので、7月に人生を懸けていた人がいるのはわかっています。
それが試験の中止が発表された5月から試験対策のクラスには誰も来なくなってしまいました。
12月の試験に向けての小休止ならいいのですが、このままフェードアウトだとちょっと心配です。
その前に、こちらが干上がらないようにしないといけませんが。
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