人生100戦100勝ということはまずないわけで、負けた時にどうするかはその人の生き方にもよります。
勝負はついているのに、なお二人がファイティングポーズを崩さないのは次を狙っているからでしょう。
それというのも、さっそく派閥同士で主導権争いを始めたから。
「支えてやったんだから、俺のところのメンバーを入閣させろよ」というメッセージそのもの。
実力のある人ならとっくに入閣しています。入閣できていないのはそれなりの人物だから。
日本の会社と同じく、当選回数だけは多いけど役に立たないベテラン連中を抱えていると、気を使います。
大体この手の人たちは、元大臣の肩書だけが欲しいので1日でも大臣の椅子に座れば満足です。
死ぬまで「元××大臣」と言われますからね。
今度の新内閣でも半分くらいはこの手の人たちでしょう。
そうなると、こんな人とか、
こんな人とかが、また大臣になりそうです。
半年もしないうちに文春砲の餌食になると、菅内閣もあっという間に大ピンチ。
そうなると、今回の総裁選で2位になった人の待望論が出ないとも限りません。
他力本願ですが、敗者復活戦の可能性は高そう。
でも3位になるとさすがに厳しくなります。
どちらも2位だけは譲れないところでしょう。
菅さんは安倍内閣の方針を踏襲すると明言しているので、菅さんがこれからやることはわかるはず。
アベノミクスの一番ダメだったところは成長戦略を作れなかったこと。
8年近く一緒にいた菅さんにこれができるかは疑問です。
岸田さんにしても石破さんにしても、成長戦略を研究して政策として何か月か後に発表すれば支持があつまるはずです。
でもこの二人、これまで時間があったのに今回出してきたのが具体性のないふわっとしたもの。
あまり期待できそうにありませんが、どんな負けっぷりをするかだけはしっかり見ときましょう。
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