東証、やらかしましたね。
日本のIT史上に残るトラブルになりました。
10月2日には正常稼働する見込みとのことで何よりです。
ユーザーからすると1日取引ができなかったわけで怒り心頭でしょうが、終日止めたのは英断に違いありません。
プレッシャーに負けて中途半端に再開してしまうと、傷口を逆に広げてしまう恐れもありました。
記事によると、原因も特定できたようなのでおそらく通常稼働できるのではないでしょうか。
対応したエンジニアの人にはご苦労様でしたという言葉しかありません。
私もITエンジニア時代、とある金融企業のシステムの運用業務の経験があります。
当時最新の技術を使って構築したシステムだったので、かなり不安定。
よくトラブルが起きて、胃がキリキリ痛んだものです。
今回のトラブルの原因は、ハードウェア故障時にバックアップ環境への切り替えがうまくいかなかったことのようです。
これはちょっとお粗末。
機械は壊れるものなので、その時に備えてバックアップの体制をとっています。
東証のシステムのような停止が許されないシステムでは、二重三重の対策がとられているはずです。
システム稼働時には、かならずこの手の対策がうまくいくのかの検証は行います。
検証結果が大丈夫だったのに、今回の事象がおきたのなら検証方法が悪かったからに他なりません。
再発防止にはこのあたりの見直しが中心になると思います。
今回のような大規模障害は、原因と対策を広く社会全体に情報共有するべき内容です。
当事者にとっては屈辱でしょうが、同じような対策をとっているシステムへの警鐘になります。
監督官庁の金融庁が音頭とって、有識者集めて内容のレビューを行ってもいいように思いますけどね。
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