最近、うちの近くに全国的には無名なスーパーができたのだけれど、これがかなりの安さ。
周りには、駅の近くまで含めると6つのスーパーがあって、大体の相場ができています。
インスタント商品はAスーパーで冷凍食品はBスーパーとか、それぞれ得意分野があって、買う時は使い分けていたのですが、まとめて吹っ飛ばすくらいのパワーです。
定番品でも2割から3割は安いですから。
安さにつられて、平日昼でも大繁盛です。
土日ともなると、駐車場に入るために渋滞ができるほど。
そのせいで、近くにあるスーパーは明らかに客数が少なくなっています。
なくなると困るので、なんとか頑張ってほしいのだけれど。
ただこのスーパー、現金だけしか使えません。
クレジットカードも、キャッシュレス決済もなし。
まさに、このCMの「じゃ、いいですぅー」と言われるお店。
お上はキャッシュレス決済の普及に躍起ですが、それに真正面から反旗を翻した感じ。
確かに、現金は売上金額の受け取りに時間差がないし、貸し倒れのリスクもありません。
カード会社やキャッシュレス決済会社に支払う手数料も必要ありません。
その分販売価格を安くして、薄利多売を徹底する企業戦略。
でも現金を持ち込んだり預けたりといったお金を管理する手間はかかるわけで、その分のコストは発生します。
客が入っている今はいいけれど、春先のように客足が遠のくといったことがあるとどうなるか。
利益が少ない分、耐性は弱そうだけど。
なんにせよ、小売業には難しい時代になりました。
客の一人として一番困るのは、既存の店がつぶれてこの安売りスーパーも撤退すること。
あっという間に買い物難民です。
なんとか共存してほしいのだけれど。
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