朝ドラ「エール」が終わりました。
最終回は出演者が古関メロディーの歌を歌う、舞台のカーテンコールのようでした。
朝ドラを真剣に見たのは2014年のマッサン以来。
平日8時からの15分間は幸福な時間でした。
コロナがなければ間違いなく見ていなかったわけで、コロナも悪いことばかりではありませんでした。
とにかく出てくる俳優のみなさんの演技が素晴らしかったですね。
コミカルな演技もシリアスな演技も両方できる人たちが揃っていました。
これからブレークしそうな若手の俳優さんもいましたし、できればスピンオフのドラマをどこかでみたいところです。
「エール」は古関裕而をモデルにした作品で、登場人物や会社などはすべて架空のもの。
ただ、音楽は本物をそのまま使ったので、現実とフィクションが入り混じってちょっと混乱したのはたしか。
例えば、同時期に活躍し「青い山脈」「銀座カンカン娘」などを作った服部良一が全く出てきませんでしたし、戦後ヒット曲第一号の「リンゴの唄」もエピソードとしては触れられませんでした。
大人の事情があったのでしょうが、なかなか現実とのリンクは難しいようです。
朝ドラは半年続いて毎日みることもあって、生活の一部になります。
終わると一気に寂しくなるのですが、見慣れた顔と離れ離れになる三学期の終業式のような気分になります。
でも、すぐに新しいクラスメートとの出会いがあるわけで、来週からは大阪の喜劇女優をモデルにした「おちょやん」が始まります。
主演は杉咲花さん。
いだてんでも絶賛しましたが、いい演技をする女優さんですから、こちらも楽しみ。
朝ドラ習慣もついているし、続けてみるかな。
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