おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

「すみません」も「いいです」も複数の意味があるからなあ

最近の外国語の学習ではコミュニケーション能力を重視している考え方なので、まったくの初心者には大体挨拶の表現から入ります。
勉強という意味では簡単なのですが、実際に使う現場になるとなかなかうまくいきません。

 

日本語教育では朝は「おはようございます」昼は「こんにちは」夜は「こんばんは」を教えます。
このうち、「おはようございます」以外の使用頻度はそんなに高くありません。
特に会社の同僚などでは「お疲れさまです」の方が使われているはず。
入門レベルの人にそんな使い分けはわかるはずはないので、この辺は割りきりですね。


その点、感謝と謝罪は比較的簡単。
「ありがとう」と「すみません」。
ところが、この「すみません」は、「ありがとう」の意味でも使うからややこしい。
ある程度日本での生活に慣れてくると、感謝の意味で使うこともあるので質問をなぜなのか質問を受けることがあります。

 

news.yahoo.co.jp


この記事では貸し借りで説明してますが、自分のために時間やら手間をとらせたからその気持ちを謝罪の気持ちで表したということでしょうね。
「すみません」は他に誰かに問いかける時にも使いますから、これも同じように考えられます。


ちょっと前なら「いいです」をどう解釈するかで質問を受けました。
コンビニでバイトしている人がレジ袋をどうするか聞いたときに、返ってくる答えの多くが「いいです」。
「いる」のか「いらない」のかわかりません。
これはもう相手の表情で判断しろと答えたものです。

レジ袋が有料になったせいか、最近はこの質問はあまりないですね。
悩みが一つ減ったなら、めっきり名前を聞かなくなった小泉さんの数少ない功績ですかね。