支持率急落で大慌てでアリバイ作りに走っているようにしかみえませんが、「マイナンバー情報総点検本部」なるものを立ち上げました。
この記事だと、「問題の原因を総点検するとともに、多重チェックの仕組みを導入するといった対策を打ち出す方針」だそうです。
大丈夫かな。
原因なら「洗い出す」もので「点検する」ものではないと思うけど。
点検するならプロセスの方。
登録のプロセスでどんなことが行われていたのかをまずは把握。
それから、どうしてミスが起きたのかの原因を洗い出す作業が必要。
マニュアル通りに行われていたのか、行われていなかったならどうして行わなかったのか。
行っていたならマニュアルに問題はなかったのか。
そもそもマニュアルがあったのかなどなど。
当然原因はひとつではないはずで、ミスをグループわけをしてそのグループ毎に対策をうたなければなりません。
それなのに、「多重チェックの導入」で済まそうとしているなら結果は見えています。
何を多重にするのかはわかりませんが、同一人がチェックを2倍にするのか、チェックする人を2倍にするのかでしょうが、いずれも手作業なので作業時間が倍になります。
それに今後の登録プロセスもミスが発生しないように構築しなければいけません。
これでは働き方改革もあったものではありません。
押し付けられる現場の人が気の毒としかいいようがありません。
今回の事象はデータが一元化されていないことが一番の要因に思います。
個人情報保護の観点からこれは譲れないとすれば、今後も同じことがおきるでしょう。
マイナ保険証をどうしても進めるなら、名寄せ用のデータベースを時限的に構築するしかないように思いますけどね。
でも政府以上に情けないのがこの人。
健康保険証「紙を残せが国民の気持ち」だそうです。
勝手に決めつけちゃっていますが。
もうマイナ保険証の登録は国民の過半数の6300万人を超えています。
この人数から言えることは、不安に思っているのはまともに運用できるか疑わしいからであって、紙を残せと言っているわけではありません。
野党に期待しているのは政府の案に相対するまともな反論なのだけど、無理みたいですね。