「マイナンバーカード」という名前を変更するかもしれないそうですね。
河野大臣にいわせると、マイナンバー制度とカードで使える機能とで乖離があるから誤解を生じやすいとのこと。
名前を変えれば今の混乱が収まるのかというとはなはだ疑問。
そもそも紐づけの難しいデータをくっつける作業で不具合がでているのに、名前だけ変えてどうするんだろう。
実際、マイナンバーと氏名・住所・生年月日しか情報がないのだから、マイナンバーカード以外に表しようがないように思いますが。
この話を聞いて思い出したのが、私が学生時代にちょっとした騒動になったグリーンカード。
今の若い人は知らないでしょうが、40年くらい前までマル優という制度があり、銀行の預金口座に300万円までなら利子に税金がかからないというもの。
当時、口座を作るときの個人情報の確認なんか、あってないようなもの。
定期預金で5%くらいざらでしたから、マル優の口座を別人の名義で複数作ることが当たり前のように行われていました。
これを防ぐために考えだされたのがグリーンカード。
たしか口座作るときにグリーンカードの提示を必須にしようとしたのではなかったかな。
お金持ちの反対にあったのか、結局は導入されなかったのですが、何がグリーンだったんでしょうね。
グリーンカードに比べればよっぽどマイナンバーカードの方が実態を表しています。
結局は名前よりどう運用していくかの方が大事なのですが。
名前だけ変えてドヤ顔で退任する河野大臣の顔が目に浮かびます。