おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

秋は秋

月曜と火曜の東京は真夏の暑さ。
空も秋の雲は見当たらず、入道雲優勢の真夏の空。
ただ、殺人的な日差しの強さは感じられず、また蝉の鳴き声もほとんど聞こえなくなって、多少は秋の気配が感じられます。

 

というようなことを日本語レッスンの最初に話して「秋は秋なんですけどね。」と、つい口をすべらせてしまいました。

「秋は秋」という、まったく当たり前のことなので、当然どういう意味かと質問が飛んできました。
失敗したなあと思いつつ説明しましたが、どうもしっくりこない。
宿題にしてもらいました。

 

同じ言葉を使って「AはA」という表現と同じ意味で使うのが「AことはA」。
ただこの後に、「がB」が続くことが多いです。
「AことはAがB」という言い方。
例文としては、
あの先生は怖いことは怖いけど、結構優しいところもあるよ。
あのレストラン、有名なことは有名だけどサービスはあまりよくないよ。
とかでしょうか。


これはAは事実だけど、BでAに対する条件や感想を付け加えるというもの。
「秋は秋」だけだとBがありませんが、「秋なのにまだ暑いですよね」という意味が会話の中で自明なので省略されたのでしょう。

 

本来の表現でいうと、「秋なことは秋だけどまだ暑いね。」となります。
これならわかってもらえるだろうな。

 

これで次のレッスンでリベンジだ。