15日は朝から大谷選手の記者会見でマスコミは大騒ぎ。
朝7時から「あと1時間で会見が始まります!」とか、他に大事なニュースは山ほどあるでしょうに。
そりゃ、今回のプロスポーツ史上最高額の7億ドルの契約はすごいですよ。
普段野球のことなんか報じないイギリスのBBCですら報じています。
まあ、スポーツではなくワールドニュース枠ですけどね。
でも大谷選手を神様のように崇め奉るのはいかがなものかと思います。
特に後払いにしたことについては、その心意気を絶賛。
年棒の上限を超えて、球団がぜいたく税なるものを払わされることを危惧してのことだそうですが。
たしかに自分の年棒を計上しないようにすれば、他の有力選手も獲得できるので優勝の可能性は高くなるでしょう。
ただそれは単に先延ばししただけ。
10年後は引退しているかもしれないのに、それから巨額の年棒の支払いが開始されます。
その金額で球団は苦しむことになります。
今度はその金額がネックになって、有力選手が獲れなくなってしまうのは確実。
その結果、球団は長期に渡って低迷するかもしれません。
なんだか国債を発行しまくって、将来世代にツケを回す日本政府みたい。
やっぱり自分のプレーしている範囲で、その対価を手に入れるのが筋。
球団だってその覚悟で年棒を払うのだから。
100年に一人とも言われる大谷選手でもしょせんは人間。
神様ではありません。
考え方だって必ず正しいとは限りません。
マスコミも礼賛一色ではなく、批判すべきところは批判すべきだと思いますけどね。