学生の時、ビルの塗装のアルバイトをしていて、3時の休憩時間には親方が職人にジュースをおごってくれていました。
ジュースを買ってくるのはアルバイトの役目。
初めて私が行ったときに領収書をもらうのを忘れてしまいました。
親方に領収書を聞かれてもらっていないと答えると、親方には渋い顔をされました。
経費で落ちなくなって、自腹になってしまったのだから当然です。
大学生の私には、領収書で経費決済など思いもしませんでした。
就職して新入社員研修で領収書の扱いを習いました。
宛名には必ず社名を書いてもらえと。
空欄とか上様では経理は受け付けませんと、強く言われたのを覚えています。
映画「マルサの女」であったように、領収書で税務署から目を付けられることもありますからね。
この辺は働いたことのある人だったら、常識以前の話だと思いますが。
ところが、日本の首相にはそんなことはないみたいです。
公選法違反かどうかはわからないけど、世の中の人が普通に行っていることをやっていないということは、やっぱりおかしい。
大体、手書きの領収書なら発行する側は宛名を書くのが普通。
空白ならわざわざ空白でとお願いしたとしか思えません。
岸田さんは疑惑の大臣に対してやたら説明責任を繰り返しているけど、自分にも跳ね返ってきましたか。
どんな説明をすることやら。
なんだか情けないですね。