もうそういう年齢になったせいか、Yahooニュースを見ていると年金関係の記事が多く表示されるようになりました。
多くが不安を煽る記事。
そりゃあ、安心だったら何も記事にする必要はないわけで、読んでもらうためには多少煽るでしょうから、そのまま鵜呑みにする必要はないでしょう。
この手の記事は、じゃあどうすればいいというのがほとんど見られないのが特徴。
それはそうで、未来のことなんか誰もわかりません。
この5年間だけ見てもコロナの流行やらウクライナ侵攻やら、世界史で特筆されるような出来事が起きて、予見できた人なんかいないでしょう。
子どもの頃に読んだ星新一のショートショートの話を覚えています。
細部は違っているかもしれませんが。
ある仕事一筋の男が定年を迎えて、ほとんど遊ばずにそれまで貯めたお金が一億円。
その預金通帳を眺めて涙をこぼしていました。
一方、あそび歩いていて、貯金なんか全くしなかった男がいました。
その男はゴミを集めて売るその日暮らし。
ある1日で集めたゴミを売って得た金額が一億円。
「今日はまあまあだな」と言って終わります。
書かれた当時はインフレが激しかったからでしょうが、子供心に強烈なイメージが残っています。
現実はさすがにこんな事にはならないでしょうが、先が見えないことは同じ。
人ができるのは、今できることをコツコツとやるだけでしょうね。